このページを見に来ているということは、読者は血便にお悩みでしょうか?
私も昔から血便に悩んでいて、トイレをした際にトイレットペーパーに血が付くたび、大丈夫かな?なんかの病気?なんて不安な気持ちになっていました。ただ、対処・予防法を身につけてきてからは殆ど血便も出なくなり、快便ライフを送っています。
ということで、今回は私なりの血便の原因と対処・予防法についてまとめました。
Contents
血便とは
血便とは何かというと、トイレをした際に肛門から便とともに血が出血する症状のことを言います。
原因によって血の色や粘度が変わったりする場合があり、肛門の出口~小腸や胃といった体の様々な場所が血便の要因になり得ます。とにかく食べ物が体に入ってから出るまでの間のどこかで出血しているということは確実です。
また、血の量についても様々で、トイレットペーパーに多少付着する程度の場合もあれば、トイレの水が真っ赤になるほど大量の出血の場合もあり得ます。こちらも原因となる患部によって変わってきますが、トイレットペーパーに少しでも赤いものが付いたら血便です。
考えられる原因

痔
もっとも多い原因としては痔でしょう。日本人の3人に1人は痔という調査結果もあります。
この場合、他の原因と比較して死とか大病につながらないのでまだ安心して良いでしょう。
痔にも様々な種類があるので、種類毎に症状をまとめておきます。
いぼ痔
お尻の出口にイボ状の痔ができる症状。
- 鮮血が出る
- 血がポタポタと落ちる
- 肛門近くにイボがある
- 痛みはあまり無し
切れ痔
肛門の出口付近の皮膚が切れて出血する症状。
- 痛みはあまり無し
- 出血はトイレットペーパーに付着する位で多くは無い
痔ろう
肛門の近くに膿がたまり出血する症状。細菌等が要因で痔ろうになる場合が多いです。
- 排便時に肛門の周囲が痛い
- 少し熱がある
- 血に膿状のものが混じっている
がん
痔だったらまだ安心できますが、がんだったりしたら笑えません。
ガンが出来ている場合、食べ物が体の中を通過する際に食べ物に血が付着する場合があります。そうすると便の中に血が混じって血便となって排出されるんです。
様々ながんの種類がありますが、血便の原因となるがんとしては大腸がん・胃がんのパターンが多いです。
それぞれの症状についてまとめておきます。
大腸がん
肛門の出口から少し離れているため、血の色が鮮血ではなく酸化して黒っぽい色になります。最近大腸がんの患者も増えてきており、黒い血便が続いて普段の食生活で肉や油の多いものばかり食べている方は大腸がんの可能性が結構高いと思って良いでしょう。
- 血の色が黒い
- 血の粘度がポタポタという感じではなくべっとりしている
- 便が細くなる
私も頻繁に血便が出るので毎回大腸がんを気にしてしまします。心配な方はAmazonのこちらの検査キットで見てみるのも良いでしょう。自宅でカンタンにチェックできます。
胃がん
肛門の出口から離れているため、大腸がんと同じように鮮血ではなく黒っぽい色の便が出ます。胃は食べ物を消化する器官なので、血便とともに食欲が無いとかなんか胸の周りが痛む・ムカムカするという場合は胃がんの疑いがあるかもしれません。
- 血の色が黒い
- 消化不良
- 胃の慢性的な痛み
胃がんは大腸がんと並んで日本人のがん患者数はトップです。胃がんの場合ピロリ菌が原因で発生することがかなり多いと言われています。もし黒い色の血便が出たりした場合はこちらの検査キットで確認してみるのがおすすめです。
大腸炎
大腸の粘膜に炎症ができて血便・下痢を繰り返す病気。
- 血の色は鮮血
- 粘り気のある血便
- 下痢が続く
胃潰瘍
胃の中の粘膜がただれたりして潰瘍ができる病気
- 血のどす黒い色
- 食欲がない
- 吐き気がある
- お腹が痛い
対処法

ステップ①:血の色を確認
血の色を確認することによってどのような場所が原因になっているか特定しやすくなります。
赤い場合
比較的肛門から近い部分で出血している可能性が高いです。
以下のような病気を疑いましょう。
- いぼ痔
- きれ痔
- 大腸炎
軽度の血便で痔にほぼ間違いないならボラギノールとかを塗って様子をみておくのもありでしょう。
黒い場合
肛門から離れた場所で出血している可能性が高いです。体のどこかの器官で出血したものが酸化したり、他の粘液と混ざりあって黒くなるので、鮮血よりも危険度は高めです。
以下のような病気を疑いましょう。
- 大腸がん
- 胃がん
- 胃潰瘍
ステップ②:診察
血の色を確認して鮮血だった場合でも安心してはいけません。自分の思い込みで大丈夫だと判断しても、判断ミスで実は深刻な病気でしたという場合もあります。
何日も血便が続くなら必ずお医者さんに診察してもらいましょう。
診察時、どの科に行けばいいのか迷いますよね?とりあえず以下のどれかの科に行きましょう。
- 内科
- 肛門科
- 消化器科
内科にいって診察した結果、消化器科に行ってくださいと言われる場合もありますが、診察してみないことには分からないのでどの科でもとりあえず行きましょう。
※注意点
診察時、お尻を触診されます。非常に恥ずかしいので以下の点に注意しましょう。
- 診察前にトイレで大を済ませておく
- 変なパンツをはいていかない
- お尻をキレイにしておく
ステップ③:検査
痔などの場合、診察でほとんど原因が特定できます。
しかし、診察で原因が特定できない場合は精密検査が必要です。
パターンとして多い以下の2つの検査を紹介しておきます。
大腸内視鏡検査
お尻から内視鏡を入れて大腸の中にポリープやガン、潰瘍が無いか確認する検査。
私も2回ほど受けたことがあります。
- 痛み:ほんとんど無し。検査前に軽い鎮痛剤を注射しますが、それが少し痛い位です。
- しんどさ:検査自体のしんどさはあまりないですが、前日から下剤を飲む必要があり、大量に下剤を飲むのがツラい。
- 時間:注射とか問診1時間、検査15分
※検査前に「検査時にポリープが見つかった場合、切除しますか?」と書かれた紙が渡されます。切除までしたい場合、〇で回答しておきましょう。
胃カメラ
大腸内視鏡はお尻からですが、こちらは口からです。
細いカメラを口⇒食道と通していき、胃まで入れてカメラで隅々までチェックする検査。-痛み:検査中は苦しさもあって少し痛い。麻酔を事前にやるのでこれもチクっとして痛い。
- しんどさ:カメラを飲み込むのが苦しい、思わずオエっと吐きそうになります。
- 時間:注射とか問診1時間、検査15分
血便を予防するには
血便が出て検査とか手術とかなるなんて嫌ですよね?
そうならないためにはとにかく予防が大切です。普段からどのようなことを意識して生活すればいいのかまとめておきます。
痔の予防
座り続けない
デスクワークの仕事で一日中座り続けていたりするとお尻の血流が悪くなるので痔になりやすいです。
定期的に立って歩いたりするとか、椅子の上にクッションを強いたりして血流を悪くしないのが大事です。
椅子の上にクッション敷くならこちらがおすすめ。お医者さん監修で痔が気になる人に丁度良いです。↓
お尻を常に清潔に
お尻やパンツを清潔にしておくというのが大事です。
便には細菌がたくさん付いているのでとにかくトイレではウオッシュレットを心がけるとか、パンツは毎日変える、お風呂でしっかり洗うを心がけましょう。
便をやわらかくしよう
便が硬い場合、排便時にお尻が耐え切れなくて出血してしまう可能性があります。そうならないために、便をやわらかくしましょう。
食物繊維の多い食事をこころがけると1か月もすると便がやわらかくなります。
また、便秘も解消できるので比較的お尻の負担は小さくなります。
野菜大量に食べないと食物繊維とれないし、仕事も忙しいから面倒というサラリーマンとかはこのようなサプリで飲むのがおすすめです。↓
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胃・大腸がんの予防
ストレスを減らそう
胃や大腸ガンというのは若いうちはあまり気にする必要はないかもしれませんが、40代位になったら要注意です。
ストレスを溜めすぎているとガンになりやすいという調査結果もあります。非常にストレスが多い仕事をしていたり、家族関係にストレスを感じていたりする方は危険です。気分転換等をしてストレス解消しましょう。
痩せよう
肥満体系の方は圧倒的にガンになりやすいと言われています。
普段から定期的に運動をして太らないということが大事です。
たばこ・酒はやめよう
たばこや酒をやりすぎると血流を悪くしてしまいます。どろどろの血液が血栓をつくり、流れをせきとめて細胞に栄養が行きわたらなくなるんです。
特にタバコは100害あって1利無しとも言われているので、やめることをおすすめします。
どうしてもやめれないという方の場合、電子たばこも最近増えてきているので切り替えてみても良いでしょう。
まとめ
- 血便が続いたら色に関わらずすぐにお医者さんへ
- 思い込みで大丈夫だと判断しない
- 普段の生活から血便予防は始まっている